短歌覚え書き

その子二十歳
櫛に流るる黒髪の
おごりの春の美しきかな


柔肌の熱き血汐にふれもみで
さびしからずや道を説く君


清水の祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢う人みなうつくしき


与謝野晶子の短歌覚え書き。
与謝野鉄幹とのいろいろを知ってからは、多少微妙な気持ちも無くはないけど、どれも好きな歌。